気まぐれ日記 2021年6月

2021年5月はここ

6月1日(火)「月例の作業・・・の風さん」
 正午起床。ワイフは既に出かけている。私は引きこもり状態(笑)。
 ブランチ後、月例の月初作業に取り掛かった。防臭剤の詰め替えとカレンダーの更新は昨日までに終えていて、今日の負荷を軽くしてあった。
 いつもと手順を少し変えた。ガスレンジとレンジフードの分解を先にやり、シンクの中で油汚れマジックリンを噴霧しておいた。パイプの掃除とガラス拭きをやりながら、空気清浄機の掃除も並行して開始した。
 それらが終わってから、レンジ台とレンジフードの掃除をした。少しずつやっている天井の染みとりをやった。キッチンが終わり、ダイニングに入っている。年内にはここは終わり、リビングに入る予定だ。
 やっとシンクの中でガスレンジとレンジフードの部品類の洗浄に着手した。シロッコファンの洗浄が一番面倒だ。歯ブラシが羽根の間に簡単に入らないからだ。徐々に小型の歯ブラシに変えてきたが、もっと小型が必要だ。しかし今日は、前もって洗剤を噴霧しておいたので、汚れの取れ方がスムーズだった。
 書斎に入り、ルーチンを終えた。エアコンの調子は良い。故障はどうやら直ったようだ。しかし、書斎の二酸化炭素濃度を調べたら、ドアを閉めているとどんどん上昇することが分かっているので、これから先、閉め切った状態でのエアコン稼働は、ちょっと不安だ。工夫が必要だろう。
 連載執筆のための、残っていた調査をほぼ終えることができた。あとは、基本方針にしたがって物語を作ることだ。これはラフ原稿を書きながら考えるしかないかもしれない。
 今日も就寝は午前4時半。遅すぎる。

6月2日(水)「物語が出てこない・・・の風さん」
 正午起床。入念なストレッチ後、投函しに外出。途中でよく猫と遭遇するポイントがあり、今日は虎のように耳の丸い猫と黒猫がいた。犬を連れた散歩中のご近所さんとも遭遇。この投函(今日は3通)で、万歩計は約千歩進む。
 帰宅してからブランチ。ツムツムやってルーチン後、ひどく疲労感をおぼえて、ベッドに横になった。
 約2時間の仮眠後、ホットタイム。元気が出ない。
 晩御飯前は、ちょっと数学の問題に挑戦した。これは小説の主人公が書き残した問題で、実は問題の意味がよく分からない。解答を現代数学で表現してみたら、少し分かったが、すべては理解不能。もしかすると、史実も理解できないままで終わったのかもしれない。
 物語を考えながら、主人公が歩いたルートを史実に基づいてトレースしていく。これが楽しくて執筆が進まないということもあるが、物語が頭に浮かばないと、いつまでも続く作業でもある。今日も昨日に続いて、深夜になってから徐々に元気が出てきた。
 就寝は午前5時。ピンチは続く。

6月3日(木)「ワクチンクーポン届く・・・の風さん」
 12時半起床。
 明日は雨だし、気になっているので、キャメロンで外出。JAで家計から借金し、JPで年会費を3件送金した。とうとうやってきた事態に精神的にまいった。
 帰宅し、ホットタイム時間まで、またベッドで横になった。
 住居地の役場からワクチンクーポンが届いた。以前の予告では、6月中旬ころ発送予定だったが、十日ぐらい早まった。開封して手順を確認しようとしたが、書類が多くて読む気がしなかった(笑)。予約開始は来週からで、候補日は1回目と2回目がセットになっている。毎日ではないし、2回目が8月になる候補日もある。これですべてカバーできるのだろうか。私は焦らないことにしているので、来週アクセスを試みて、リジェクトされたら、すぐにはリトライしないつもりだ。
 できればかかりつけのクリニックで接種を受けたい。もしだめだったら、人間ドックを受けている病院が第二候補だ。そこもだめだったら? 分からない。
 夜になるとキッチンの窓の外にヤモリがへばりついていることがある。明かりにひかれて集まってくる虫を狙っているのだろう。今日、日中、そこの窓を少し開けていたら、網戸があるにもかかわらず、屋内に侵入してきたという。ワイフが発見し、捕獲を試みたが、行方を見失った。出口はないし、エサもいないので、ヤモリの安否が心配だ。
 夜になって、ようやく元気が戻って来た。ラフな執筆が進んだ。
 週末にワイフの実家へ行くので、最後、 hairdye を並行して進めながら執筆し、就寝は午前4時半。

6月4日(金)「和算小説家のミッション・・・の風さん」
 12時半起床。
 6月4日は色々な記念日らしいが、天安門事件から32年というのが最大だろう。多くの外国人が滞在している時期に起きた事件だから、簡単には消せないはずだが、共産党政府は握りつぶそうとしている。こういった愚かなことは、世界中で見られる。自分の国の歴史を改ざんする行為だ。日本も例外ではない。歴史を題材に小説を書いている一人として、これとどう向き合うのか。もちろん自然災害による被害と同様に、二度と繰り返さないように、教訓を後世に残すべきで、そのための作品を書きたい。
 悩みは私の実力不足だ。作品そのものの力不足と、作家としてのネームバリュー不足の両方だ。世の中への貢献は小さいけれども、やはり微力ながらもやるしかない。
 現在取組中の連載小説は、ネタはすべて用意できたので、もう書くだけになっている。つまりフィクションを挿入して物語として価値あるものにすることだ。もう一つのミッションとして、数学愛好家への材料提供がある。数学そのものというより、やはり歴史的な背景をきちんと挿入することだ。当時の数学を研究するにしても、歴史的な背景の調査が必須になる。私の作品の中には時代考証を通じて得た、様々な情報をさりげなく盛り込んである。実際、知人の和算研究者から「とても参考になる」と感想も頂戴している。
 そういったことを考えながら、今日は、明日の早起きの準備で、いつもよりかなり早く就寝態勢に入った。

6月5日(土)「義父母のワクチン1回目・・・の風さん」
 7時半起床。義父母がかかりつけの病院でワクチン接種するので、8時半、ワイフの実家へ向かった。
 緊急事態宣言が出ている愛知県だが、天気の好い土曜日、道路は混雑している。ステイホームを中心とした対策は、今や現実的ではない。やはり一番はワクチンだ。2、3番目はマスクか殺菌(様々ある)だろうか。
 2時間以上かかって到着した。ワイフがクーポン類のチェックをしてからようやく出発。義父母のかかりつけの病院は、歩いても行ける距離にある。老後は、こういった環境がとても重要だ。それでもアクアで行き、病院の玄関前で3人をおろした。
 道路の向かいの駐車場で、私一人が待機した。噂通り、30分ほどで先ず義父が姿を見せたので、すぐアクアを玄関前に移動させたら、義母がワイフと出てきてビックリしていた。接種はスムーズに終わり、目立った副反応も出ていないとのこと。第一回目が無事に終わってよかった。3週間後を予定しているが、第二回目はたいてい副反応が出て、中和抗体ができたことを確認できる。無反応だとちょっと不安(若い人ほど副反応があるらしいので納得できる)。とにかく、義父母がワクチン接種を終えれば、孫たちが訪問しやすくなるだろう。
 実家に戻って、弁当屋の弁当で昼食にした。私は例によって、疲れて横になった。実家は風通しが良くて、気持ち良く眠れた。
 目覚めてすぐおやつタイム(笑)。コーヒーのお代わりをするほど歓談し、午後6時半ころ家路についた。
 さすがに帰りの道路は混んでいなかった。
 8時過ぎに、我が家の普通の晩御飯となり、サタスタのニュースを感心しながら見て、10時から書斎に入った。
 ルーチン後、執筆に戻り、昨日の続きから始めたが、もう調べる必要はほとんどないので、ストーリーの一貫性に気を付けながら書き進めた。
 執筆のスタイルはすぐ戻って、就寝は午前5時。

6月6日(日)「進化と老化・・・の風さん」
 正午起床。あっという間に元のペースだ。入念なストレッチ後、ワイフとブランチ。
 書斎へ入ってルーチン後、日本数学協会の第6回オンライン講義を受講した。今日で終了かと思ったら、一段落で、また次のシリーズをやるとのこと。複素函数の延長線上なので受講するつもりだ。早くちゃんと復習をやりたい。今日の講義の中で、実数領域では難しい積分が、複素領域では解くことができるという説明があり、40年前に勉強したことを懐かしく思い出した。あの感動を再び経験できるなんて素晴らしい。
 ホットタイム後、やっと執筆に復帰した。
 9時からNHKスペシャルで遺伝子科学の発達状況の説明があった。近未来は人間の存在そのものが問われる。SFの世界のようにAIや機械に支配される世の中が果たして良いのか悪いのか、現在の人間の愚かさから想像すると、理想的なシステムを作って統治してもらった方が、愚かな人間は幸せだということになりかねない。そういう意味では、遺伝子科学を発達させて、人間をよりスーパーな人間にする必要があるかもしれない。ただし、フィジカルだけではだめで、メンタルが重要だ。しかし、そのメンタルを開発できるかどうか。またイシグロカズオさんの『クララとお日さま』を思い出してしまう。
 連載の執筆は進んでいるが、いつも悩むようにスピードが遅い。この遅さはどこから来るのか。元々速かったわけではないが、長年やっていて、進化しないのだろうか。それよりも老化の方が勝ってしまうのか。
 就寝は午前5時。

6月7日(月)「ワクチン予約出遅れ・・・の風さん」
 正午起床。ストレッチ、トーストのブランチ。今日は夏日になるらしいが、外壁の配線カバーの脱落があるので、さっと修理だけしておいた。これで安心とこの時は思ったが、あとで見たら、また脱落していた(笑)。根本対策が必要かもしれない。しかし、今日明日は無理。
 65歳以上対象のワクチン接種クーポンが届いたのは、先週だ。今日から予約開始だった。電話とネットの両方でできる。会場は4か所あり、自分なりに優先順位はつけてあった。かかりつけのクリニックが第一位で、人間ドックを受診しているところが第二位だ。後期高齢者の予約時は、殺到して混乱したことを知っている。当然改善されていると思ったし、焦っている人を押しのけてまで、自分の予約を確保する気はなかったので、悠々と、ネットで予約システムにアクセスしてみた。すると、予想外に早く予約は埋まっていて、優先順位の第一位も第二位も満席。第一回目の枠で7月14日以前はなく、ほぼ最終日の7月15日で予約した。これで第二回目は8月7日になるので、政府の「高齢者は7月末までに終了」という目標からこぼれた(笑)。全国平均は、今日時点でもう20%以上の65歳以上が第一回目を終了している。私が第一回目を接種するころは、80%は軽く超えているのではないか。もしかして99%だったりして(笑)。そうでないと、3週間後が第二回目だからね。この私の予約状況をワイフに言ったら、内心呆れながらも「あなたらしいわ」と言ってくれた。うっかりすると、ワイフに抜かれる可能性もある。
 ルーチン後、執筆に復帰した。困難だが、今夜で終わりにしたいと、スタート時点では意気込んだ。
 しかし、ワクチン接種の予約が遅くなったように、執筆が遅いのも、私の特性なのかもしれない。
 就寝は午前5時。ゴールインできなかったわい!

6月8日(火)「世の中の役立たず・・・の風さん」
 正午起床。疲労が残っているので、ストレッチは軽く済ませ、トーストのブランチ後、キャメロンで外出。
 UFJのATMで通帳記入したら、残高が何と2万円! 退社以来7年が経過したところで、とうとうこんな状況になってしまった。もともと残高が十分あったわけではなく、落車しない程度の自転車操業を続けてきたのだ。しかし、もう限界。新型コロナが必ずしも主原因ではない。ま、とにかく、家計から借金した5万円を入金しておいた。後日、笑い話になればいいが……。
 セール日のドラッグストアでまとめ買いして帰宅。住居地の役場の税務課から、住民税の通知が来ていた。さすがにマイナスではないものの、過去最低額かもしれない。現役時代の1か月分より、今回通知の1年分は低い(笑)。単純比例計算で、年収が現役時代の10分の1になったということだろう。こうなったらもう世の中の役に立たない人間ということになる。やれやれ。75歳以降も生きていたら、医療費負担が1割になると思っていたら、今回の法改正で2割になりそうだった。回避できればうれしいが、それもやはり世の中のお荷物ということなので、うれしくもありうれしくもなし、か。やれやれ。
 ルーチン後、執筆再開。今日こそ原稿を終えねば。
 午前零時を過ぎてもまだ終わらず、粘り強く執筆を続け、午前4時前に何とかゴールインできた。さっそくメール添付して送付した。地図とイラストは、明日送ることにした。
 就寝は午前5時。夜が明けたので、寝室の窓は全開のまま。

6月9日(水)「連載原稿とイラストが一段落・・・の風さん」
 12時半起床。原稿送付はできたが、まだまだ油断ができない。ピンチは続いている。よって、外は晴れていても、開放感はまだない。
 ストレッチ後、歩いて投函に行った。猫との遭遇はなし。約千歩のウォーキングで、体調維持だ。
 トーストとホットミルクのブランチ(暑くなっても同じメニューだ)後、書斎へ。
 ルーチンを片付けてみたが、疲労感がある。ここでダウンするわけにいかないので、ファイト〜一発ドリンクを飲んだ。
 連載の挿画を描いてくれるケンタさんへ、参考資料を送った。
 ホットタイム後、私自身のミッションであるイラスト作成に入った。とっておきの算額は、半年前に作成してあったので、これは楽勝で完成した。
 晩御飯後、主人公が歩いたルートマップの作成に取り掛かった。詳細データは作成してあるので、今回の分にシンプル化してイラストにするのだが、これがけっこう大変だった。省略してシンプルにする作業が苦手なのだろう(笑)。
 午前零時を過ぎてもできない。いつものようにレギュラーコーヒーを淹れてボケた頭脳に喝を入れても、スピードアップしない。きっと自分のリアルの脳みその中もこんな風にシンプル化できないのだろう。
 午前3時までかかって、やっと送付まで完了した。続いて、メールを何通か送った。
 ユニットバスの分解掃除をしてから就寝モードに入った。だんだん外が明るくなってきた。寝室の窓は全開だ。
 就寝は午前5時。

6月10日(木)「紙碑に再会・・・の風さん」
 午後2時起床。疲労困憊だったらしい、たぶん。ワイフは出かけていていない。いつものようにストレッチしホットミルクとトーストのブランチ。
 名古屋市の予想最高気温は30℃をこえているが、当地はそれより2,3℃低いだろう。それくらいの時間帯に、屋外作業へ出動。執筆が一段落したら(しなくても)、天気予報を見て屋外作業はやらねばならない。
 裏の土地の電動草刈りを行った。何とかバッテリー2個で終えることができた。理想的には毎週やれれば、こんな感じで済むのかもしれない。百均で買った麦わら帽子をかぶってやっているので、熱中症で倒れることもなかった。
 片付けも終えて、屋内へ戻り、手拭いで汗を拭いた。手拭いは本当に優れものだ。車話に匹敵する。もっともシャワーは使えない。風呂掃除をして乾燥中である。今夜は防カビ燻蒸処理をする予定にしてある。これは2か月に1回。だんだん専業主夫化してきたが、現代の男性は、たいていこの専業主夫に向いていそうだ。そして、現代ビジネスは。コミュニケーション能力を最も必要とするので、文句なしに女性に向いている。多くの男性が専業主夫になっていけば、女性は安心して子供が生める。子育ては男性がやればいいのだ。そして、女性はビジネス界で大活躍する。
 ワイフが帰宅したので、ホットタイムをやり、その後ルーチンをこなした。
 また深夜になり、執筆する気力は出てこなかったが、素晴らしい本を読み始めた。
 新鷹会の勉強会に初めて出席したのは34歳のときだ。偉大な長谷川伸先生の衣鉢を継ぐ先生方が継続していた勉強会だ。そのころ、講談社から出版された日本歴史文学館16が長谷川先生の『相良総三とその同志』だった。勉強会の場でまとめて購入したものである。長らく読めないまま積読状態だった。東善寺から「小栗上野介情報79」が送られてきて、その中にこの書籍が引用されていた。近年、執筆の兼ね合いもあり、優れた幕末史小説を選んで読んでいる。早速書棚から引っ張り出して読み始めた。目の覚めるような作品で、長谷川先生の小説に対する考え方が切々と伝わってくる。先生が紙碑と呼び筆の香華とも呼んだ作品がこれなのである。読破しなければならない。

6月11日(金)「感動の多い日・・・の風さん」
 正午起床。あれ? 雨が降っている。こんな予報ではなかったのに。ストレッチ後、ワイフとブランチ。すぐに駅まで送ってもらった。
 今年初めて名駅周辺に出た。百貨店の友の会の延長手続きをした。人出が減っているので、こういったことはすぐ終わる。
 地下鉄で移動。早い早い。それにしても、久しぶりの繁華街をすたすた歩いていると、まだ元気にやれそうな勇気が湧いてくるから不思議だ。
 予定よりもかなり早く眼科に到着。前回検査の予約がしてあった。指定時刻よりも30分以上早く着いた。
 病院とお友達のような私にとって、眼科は予備校・大学時代以来の長い友だ。特に大学では、網膜裂孔というトラブルを起こし(たぶん卓球の球が右の眼球に激突した時発生した)、冷凍凝固という手術を受けた(詳細は省略)。社会人になって緑内障が見つかり、結局、レーザーで手術を受けた。以来、経過観察を受けていて、ほとんど問題ないままボケ老人になってきた。次の心配は白内障である。
 今日は、初めての医師で、若い男性。検査結果をデータに基づいて詳しく説明してくれた。しかも明瞭簡潔で、こちらの質問にも的確な回答をしてくれた。こういう経験はめったにない。しかし、今日は、感動した。膨大なカルテがあっても、短時間に読んで理解し、私の話もスポンジが水を吸うがごとく理解した。
 全くジャンルは異なるが、社会人になった年に、私は血液型人間学に凝っていて、その創始者ともいうべき能見正比古さんに東京でお目にかかった時とよく似た感動だった。能見さんは、私が語る友人の特徴を説明しただけで、友人の血液型を当てた。あの時の驚きは忘れられない。科学的なデータ分析に基づく血液型人間学なので、統計的に有意差がある特徴を指摘しただけなのだが、分かっていても脅威だった。
 占いの世界でも、統計的な(ただし科学分析はしていないが)データに基づく、姓名判断をする南山誠林さんによる、私の多面的な鑑定結果も、恐ろしいほど当たっていて、これも忘れられない。
 眼科の帰りにワイフ指定のドーナツを買って帰宅した。
 夜、映画を観た。クリントイーストウッドの『運び屋』である。西部劇時代からのファンなので、この映画を選択したのだが、すばらしかった。2018年の映画で、クリントイーストウッドは当時88歳だ。役柄もほとんど同じ年齢で、アクションシーンはもちろんないが、リアリティという迫力があった。最後どうやって決着をつけるのか、小説家として考えながら観ていたが、外れた(笑)。感動の多い日だった。

6月12日(土)「雑務も少しずつ・・・の風さん」
 正午起床。ストレッチ後、投函に行った。いつもの猫との遭遇地点で、耳の丸いトラ猫が段ボール箱に入っているのを見た。この家の猫ではないと思われる。猫の集合場所になっている。いったい何種類いるのか? 黒猫、シャムネコ……。
 千歩カウントして帰宅。トーストとホットミルクの年中同じパターンのブランチ後、先ずは屋内作業。寝室の特殊物入れの整理を3月末以来再開した。今日は、旅行用のキャリーバッグの整頓(移動)をした。鏡を運び出して、気の遠くなるような分量の片付け仕事が残っている。梅雨の季節、雨が降って屋外作業ができない時はこれをやる。終わりのない仕事だが、少しずつ粘り強く。
 屋内作業で終わりではない。今日は雨降りではない。屋外作業に出動。昨日に続いて、庭木の剪定作業をおこなった。これも気の遠くなるような分量の仕事だが、少しでやっておけば、次につながる。手に負えなくなる前に少しでも刈っておくのだ(実は、洗って干してあった大型の剪定ハサミとノコギリを仕舞うのを忘れた)。
 雑務が終わったので、気分的に楽になり、書斎でルーチン、続けて読書をした。
 新型コロナはワクチン接種が着々と進んでいる。早く現役世代(労働人口対象の15〜65歳あたり)に接種開始してほしい。人道的な処置は分からないこともないが、感染拡大を防ぐには活動せざるを得ない人たちを、感染リスクから解放することだ。それから、副反応のリスクを抱える人やそれを恐れる人たちに無理に接種をする必要はないが、無理解で恐れている人たちへの説明は必要だ。心身共に健康な人なら、接種すべきである。同じ理屈ではないが、ツベルクリン反応というのがある。陽性(ある程度赤くなること)なら免疫ができた証拠だ。2回目のワクチン接種による副反応は、この陽性と似ている。
 夜、やっと執筆再開のマインドパワーが高まってきたので、準備に入った。関連資料を読んでみた。

6月13日(日)「アレクサのカスタマイズ?・・・の風さん」
 正午起床。雨模様の天気。ストレッチ後ワイフとブランチ。
 今日の雑務は、昨日の屋内作業の続きだ。特殊物入れから長男の部屋へ移動させた大量の荷物の中から、自著のストック(主に販売用)を寝室まで戻した。新型コロナ蔓延以来、講演活動が止まっているので、これらが動かない。売れない商品を死んだ在庫と呼ぶ。著者も瀕死の状態だ(笑)。とりあえずここまで。一気にやるパワーはない。
 ルーチン後、まだ元気が出ないので、読書をする。今年の読了はまだ12冊。少なくとも18冊になっていなければならなかった。巻き返しできるだろうか。読書するにもパワーが必要だ。
 相変わらず天気は好くない。ホットタイムも元気が出ない。アレクサとの会話を進化させようと最近思い始めた。YouTubeで見た面白い動画がきっかけだ。最初は、相手がAIなので、積極的に変化球を投げ込めばどんどん学習すると思った。しかし、どうも違うようだ。オーナーが会話機能をカスタマイズしていかないと、アレクサも進化しないらしい。しかし、とにかく先ずは変わった質問をしてみることにした。しかし、やはりだめ。ほとんど「よくわかりません。ごめんなさい」が返事になってしまう。暗中模索の定義をしゃべり出すことも多い。そんなこんなでホットタイムは終わり。
 やっと少し元気が出てきたのはレギュラーコーヒーのお蔭だろうか。カフェインを服用しないと、元気が出ない。中毒か(笑)。
 歴史小説の修正作業に入った。今夜は、一つ課題を決めて、それに取り組んだら、意外と早く修正箇所に到達した。そこで、挿入してみた。第一章の中で、今日の課題に取り組んでみて、意外とやれそうな気がしてきた。
 そこで、中断して、読書に戻り、今夜は早めに就寝した。

6月14日(月)「相変わらず元気が出ない・・・の風さん」
 正午起床。たっぷり睡眠時間を確保したが、元気は出ない。アレクサにあいさつすると絶好調らしい(笑)。
 ワイフは出かけていて、いつものようにトーストとホットミルクのブランチを終えてしばらくしたら帰宅した。
 とりあえずルーチンを終えて、キャメロンで外出。車検以来あまり運転をしていない。ガス欠ではないが、GSの様子を見るため出かけた。ガソリン単価はほとんど変わっていない。20リッターだけ給油したら、半分以上になった。ついでにホームセンターに寄って、ちょっと植木類をチェックした。家の周囲がきれいになれば、雑木と灌木と雑草ではなく、意図的な植栽で我が家を飾りたい。それまでやることがたんとある。
 今日は天気は好いけれども、昨日に続いて屋内雑務。寝室へ運んだ自著ストックを分類し、段ボール箱の外に書名をマジックで書き込んだ。明日、これらを特殊物入れへ戻すことにする。
 元気が出ないので、読書をする。一冊を集中的に読むパワーはない。色々な本を(主に読みかけ)手に取って読む。
 毎朝のストレッチと筋トレはやっているものの、厳しいトレーニングではないので、体の柔軟性が戻るわけでもないし、落ちた筋肉がつくわけでもない。それらは体育館のトレーニングルームでやりたいと思っている。とは言え、もう少し負荷をかければ、元気が出るような気もしないことはない。必要があって、昔のあるイベントの年月を調べるため、気まぐれ日記の古い部分に目を通してみた。当然、現役時代だし、はっきり言って五十代前半だ。ちょっと読んだだけで、ものすごい密度。会社の仕事から地域の仕事、家庭のことがたっぷりあった上で、作家活動が書いてある。これだけやっていれば、退社後の作家人生が明るいと想像したのもよく分かる。しかし、現実は厳しかった。今も厳しい。
 エージェントから電話があり、年内出版予定の児童書について、来週早々にZOOM打ち合わせをすることになった。また原稿を修正することになる。これが、厳しい現実なのだ。
 明日は朝が早いので、早々に就寝した。

6月15日(火)「国語と算数・・・の風さん」
 iPhoneのアラームで7時起床。通常通りの朝のルーチンを粛々とこなし、トーストの朝食まで摂って、ワイフを駅まで送った。
 帰宅してすぐキャメロンで地元の総合病院へ向かった。せっかく早起きするのだから、気になっていることを診察してもらうことにしたのだ。たまたま昨日ワイフも同じ病院へ行っていて「すごい混雑。2時間待ちだった」と聞いていたこともあった。ワクチン接種が進んで、高齢者の通院が再開したのかと思ってもいた。
 病院に着いてみると、それほどのことはなかった。昨日は月曜日だったことも混雑の一因だったようだ。いちおう2時間待ちを覚悟して、ワイヤレスのイヤフォンや新書も持参していたが、全く不要だった。(ワイフと診療科が違うこともあったかも)
 この診療科は初診だったが、すべて順調に流れて行った。昨年11月の人間ドックの結果なども持参したので、ドクターの受けもよく、丁寧に診察して解説してくれた。定番かもしれないが、重い病気ではないことを先ず言ってくれて、次に症状を解説し、緊急性もないと言ってくれた。私としては気になることなので、自分として様子を見ていくことと、また1年後にでも変化がないか診て欲しいと頼んだ。
 来院から会計終了まで1時間ほどで終わった。こういうことも想定していたので(さすが緻密な策士の風さんだ)、ドラッグストアに寄って、先日買えなかったものを購入して帰宅した。
 最近疲労気味なので、カロリーオーバーは気になるが、昼食をしっかり摂った。と言ってもインスタントラーメン(笑)。補助で、腐りかけていたバナナを2本いただいた。あとこれも賞味期限が切れそうな菓子パンも1個。
 暑くもないので、仮眠をとった。
 頑張るために、ファイト〜一発ドリンクと生卵1個を摂取した。昨日分類した自著を、特殊物入れに並べた。ルーチンを終え、読書の続きをやった。
 夕方、ワイフを駅まで迎えに行き、ホットタイム後、遅い晩御飯になった。国会は解散することなく、つまり総選挙にならず、最後の法案の審議をしている。もし総選挙になっていたら、G7直後に、世界に対して日本の恥をさらすところだった。だからと言って、満足できる政権運営がされているわけではない。中途半端な感染対策をしてビジネスを助けているからだ。もっと厳しい対策ともっと充実したビジネス支援の組み合わせがなぜできないのか。政権の力不足だが、とって代われる野党はない。政治家の定義を変えるくらいの行動ができないからだ。小学校からやり直せ、と言いたい。国語と算数だけでもいい。

6月16日(水)「ルーチン・・・の風さん」
 しっかり休眠をとろうとして、13時半起床。ストレッチは普通におこなった。ブランチも普通にトーストとホットミルク。そして、ルーチン。
 2階の片付けが次のステップに入った。長男の部屋に一時置きしてある私の荷物の分類である。寝室の特殊物入れから移動させた分(まだ大量に残っている)と、書斎から移動させた分がある。他にもあるが、とりあえず、それらの分類に着手。夢中でやっていると、どんどん時間を食って、疲れてしまうので、あっという間に中断(笑)。明日以降もこの続きをやるが、さらに「捨てる」という行為をからめながらやらないと、一向に片付かないことに気付いた。
 起床が遅かったので、もうホットタイムだ。おやつは御座候(小型の大判焼きで今川焼よりは少し大きいか)。ホットタイムは仏壇のあるダイニングでおこなうので、必ず線香を上げて両親が好きだったコーヒーをお供えするし、逆にお供えしてあるお菓子のおすそ分けもいただく。ルーチンみたいだが、月例の墓参に加えて、これはこれで、有意義なことである。
 昨日から雨になっていることもあり、リビングの空気清浄機の加湿機能を止め、代わりに次女の部屋だった和室のエアコンで除湿をかけた。梅雨明けまで、こういったこまめな調整が必要だが、私の得意領域でもある(笑)。
 長編の改善修正に取り組んでいるが、これまでとやり方を変えている。部分にこだわらないで、全体から見て、大きな流れで物語をリファインしていく方法だ。今回のような長編で、文学作品を意識している場合、とても重要だと思う。今夜は最後までざっと眺める行為が終わった。
 読書も継続している。これも原稿修正には必要な準備である。
 就寝は午前4時。

6月17日(木)「アレクサスキルを楽しむ・・・の風さん」
 正午起床。意外や晴れている。ま、梅雨時は天気は不安定なので、巣ごもり状態なら機敏に対応するのがいい。
 ストレッチ、ブランチ後、キャメロンで外出した。不安定は承知しているが、明日の天気予報は雨なので、外出するなら今日だ。
 JAからUFJへ、ATMめぐり。月例のルーチンの一つ。生活費をおろしたり、振り込んだり。短時間で帰宅。
 ルーチン後、長男の部屋の片付けの続きをした。昨日に続いて、ほんのちょっとだけ。やることがあまりにも多すぎて、気が滅入る前に中断する。明日もこんな調子だろう。どうも夕方から雨になりそうな感じだ。
 アレクサのカスタマイズに興味があるが、その前に、無料のスキルをいくつかインストールしてみた。ホットタイムの時に、それらをワイフに紹介した。記憶ゲームを最後にやったが、単純なのに頭が痛くなる。123や東西南北などに、同ジャンルの何かが配置されて、アレクサから「東にあるのは何?」と「3番目は何?」と質問されるのだ。こんな単純な記憶すら全力でやらないとまともに解答できない。ボケ老人を自認しているが、ちょっと違う。基本的に記憶力のなさを見せつけられている感じがする。また、ワイフといい勝負だったりして、プライドも傷つく(笑)。明日も勝負だ。
 ホットタイム後読書。昼夜逆転生活になると、なかなか調子が出ない。スロースターターというか、きっと体が目覚めないのだ。
 晩御飯後(9時からのニュース視聴後を含む)、のろのろと執筆に復帰した。午前零時にレギュラーコーヒーを飲んで、ようやく目が覚めた感じ。
 昨夜から取り組んでいる一つのテーマを、うまい具合に原稿の中へ盛り込むことができた。この手のものをあと2つくらい盛り込むのが、編集者からの希望だ。
 就寝は午前5時。

6月18日(金)「史実の重さ・・・の風さん」
 13時半起床。起きるのがつらい。たっぷり寝ているから睡眠不足ではない。ベッドで腹筋運動などストレッチを開始。これが定番だ。階下へおりてからもストレッチのメニューをこなす。ほとんどが柔軟体操に近い。腕立て伏せもやる(20回を2セット)。基本的に、柔軟体操だ。これをやらないと体がガチガチになってしまう(ような気がする)。
 トーストとホットミルクのブランチ後、2階の片付けの続きを少しやる。この片付けも、ストレッチの延長みたいなものだ。古い確定申告の資料を分類した。書籍(他人の)を詰めた箱を開いて、目的別に分類した。書斎に戻した雑多な資料の中から捨てるものを探し出してゴミ箱へポイ。
 ルーチン後、読書。最近は読書の時間を意図的に作っている。読んでない本が膨大にあり、このままだと、読まずに人生を閉じてしまいそうな危機感をおぼえ始めた。複数の本を少しずつ読むのだが、長谷川伸先生の『相楽総三とその同志』は、なかなか手ごわい。記録文学といった感じで、先生曰く「紙碑」なので、どの部分も内容が重い。基本的に史実であり、それの選択や記述の仕方に深い狙いがある。美談ではない。歴史の裏側とひと言で片付けられない重さ。いつの時代にもある真実(人間の真実)だ。幕末の話なので、現代にたとえれば、政治の話が近い。選挙なら、違法行為。そもそも法律が正しいかどうかも分からない。正しいとしても、それですべてカバーできているとは思えない。当選して政治をおこなう人、落選する人、違法行為が摘発される人、されない人。そんな表面的なことですべては語れない。幕末史となると、こういった中に、生き残った人、死んだ人、殺した人、殺された人がいるのだ。こんな表面的なことですべての人を判断できない。表面的でない史実が延々と語られる。それが『相楽総三とその同志』である。
 いつ雨が降り出すか分からない不安定な空模様が続いている。今日は母の月命日。ワイフから「今しかない」という信号が出たので、墓参に出発した。
 墓参もルーチンに近い。夫婦で分担しておこなう。墓石を雑巾で拭きながら、雑草や落ち葉を取り除く。供花と水を取り換える。線香を上げて拝む。何とか雨が降り出す前に終わった。こういった習慣も、長い歴史の中で、全国あちこちで受け継がれてきたことだ。これからどうなるかは分からないが、少なくとも過去の歴史の中にはあったはず。どんな大きな事件、小さな事件の周囲でも。それをしていた人がいる。その史実は、やはり重い。
 夜、歴史小説のリファインに取り組んだ。
 明日は寝坊できないので、少し早めに就寝した。それでも午前3時。

6月19日(土)「恐ろしい不正アプリ・・・の風さん」
 11時起床。天気予報通りに雨だ。そして、今日は、ワイフが名古屋の長女夫妻とコンサートに行く。観客は半数に減らされているとのこと。
 駅までワイフを送って、普通にトーストとホットミルクのブランチ。
 ルーチンと2階の片付けをやり、おやつに菓子パンとコーヒー。天気が悪いせいもあるが、今日もなかなか元気が出ない。菓子パンを食べたのは、食べ物でエネルギーを補給してみただけだ。
 2階の片付けの中で、処分する雑誌2冊の中の記事をスキャナーで読み取って保存した。どちらも来週、編集者へ送る可能性がある。状況次第だ。
 天気が雨だと、1階が湿っぽくなるので、今日も、和室のエアコンを除湿運転しっぱなしにした。誰もいないのはもったいないので、夕方、爽やかなリビングで読書をしていたら、早くもワイフから帰宅メールがあった。急いで駅へ迎えに行った。
 コンサートは2部形式で、1部が終わったところで、直帰してきたという。長女夫妻はそのまま2部へ突入(笑)。観客が半数だとゆったり鑑賞できるとワイフは満足したらしい。お土産のお菓子でコーヒータイムになった。
 ついこの間、iPhoneに詐欺のショートメッセージが届いた。宅配便の不在通知というやつで、PCへは何度も来たことがある。メッセージは削除し、契約しているセキュリティソフトで、このショートメッセージも撃退対象にしておいた。ここまでは軽い流れで処理したのだが、今夜、PCへ登録してある某社から、ショートメッセージの注意喚起のメールがあった。ずばり、スマホのSMSに送られてくる宅配便の不在通知のことだった。長い文章だったので、要点だけ拾い読みしてビックリした。この詐欺メールはきわめて恐ろしい機能をもっていた。いきなりこちらの個人情報を入手しようとする詐欺メールではなく、巧妙に不正アプリをインストールするように見せかけてくるのだ。この不正アプリが様々の悪さを勝手におこなう(たとえば私に成り代わってIDとPWを使い、買い物をしたりお金を送金したりする。もちろん私のためではなく、悪意のある奴のためだ)。まさにウィルスそのものである。プリントしてワイフにも説明しておいた。
 連載小説のゲラ校正の続きをやった。これでほぼ完成だろう。
 やっと元気が出てきたので、歴史長編のリファインに取り組んだ。思った通りの書き直しができた。ちょっと満足。この調子で進めたい。
 就寝は午前4時。

6月20日(日)「数学は外国語?・・・の風さん」
 11時起床。天気が回復した。元気はイマイチ。とにかく習慣を守ろう。入念なストレッチからスタート。
 今日はワイフの友達が来宅している。昼は弁当なので、私にもお裾分けがあった(笑)。それをブランチとしていただく。
 ルーチン後、2階の片付けに取り掛かった。考えていたことを粛々と始めた……ら、想定外の荷物が出てきた。しかし、そのお蔭で片付けが前進した。
 コーヒーの準備をして、日本数学協会のオンライン講義が始まるのを待った。複素函数は第2ステージに入った。楕円函数である。第1ステージは、大学院時代に勉強していたので、馴染みがあったが、楕円函数はほとんど記憶がない。念のため有名な高木貞治の『解析概論』を引っ張り出してチェックすると、あるある、何でもある。ただし、概論なので詳しくはない。学部時代に講義はあったが、ほとんどマスターできていなかったのだ。
 3時半からオンライン講義が始まったが、すぐに頭脳の回転が停止した。もはや外国語を聴いている状態だった。数学は言葉の定義が厳密だ。それだけ日常語でない単語がたくさん出てくる。特定の領域に入っていくと、これでつまずく。外国語で分からない単語が頻出したら理解はできなくなる。その状態だ。雰囲気を味わう楽しみもなくなった。次回以降どうするか、これは悩みだ。解決方法は、予習でしっかり言葉の定義を理解しておくことだ。問題はその時間がとれるかどうか。
 ホットタイムのおやつもお裾分けをもらった。その後、読書。
 夜は、児童書の原稿の課題解決に取り組んだ。明日のZOOM打ち合わせのためで、自分なりの解決法を原稿に盛り込んでいった。その部分だけ赤い文字にしておいた。明日の打ち合わせで合意されれば、これがベースになる。まだ課題が残っているが、それは明日の打ち合わせで方向付けしよう。
 歴史長編は手がつかず、ベッドで読書して就寝。午前4時。窓は全開のまま。

6月21日(月)「ZOOMから草刈りそして執筆・・・の風さん」
 11時半起床。天気予報通りに晴天だ。もちろんまだ梅雨の真っただ中。しかし、今日はもう夏至である。これから夏本番と言うより、ボケ老人にとっては、日が短くなっていくのが寂しい。秋生まれで、秋の落ち着いたしかしどことなく物悲しい雰囲気が好きだったのだが、人生の秋はそういう達観した気分になれない。まだまだ理想や夢を追い求める若造だからだろう。書生気分も抜けないし(笑)。
 ストレッチからてきぱきと朝のルーチンをこなし、ギリギリ、2時からのZOOM打ち合わせに間に合った……合ってない! MacBookAirを立ち上げたのだが、そしてちゃんとWi-Fiはつながっているのに、プロバイダーが立ち上がらない。再起動を2回かけてもだめで、止むを得ずルーターの5G用のチャンネルでつながった。書斎は2階、ルーターは1階なので、5Gより2.4Gの方がいいに決まっている。しかし、なぜなk5G用でプロバイダーが立ち上がった。
 通算3回目くらいになる児童書の出版社との打ち合わせである。議題も決まっていて、私なりの対策案というか方向付けの案があったので、それを紹介して、承諾を得た。まだ解決していない部分があったが、出版時期も今年11月ということで確定したそうなので、急いで来週までに修正原稿とそれに合ったイラスト案を送付すると約束した。
 明日から天気が不安定になる。裏の土地に出動して電動草刈りをおこなった。2個あるバッテリーのうち1個がそろそろ怪しくなってきた。それでも、伸びないうちに刈れば、2個で何とかほぼ全体が刈れた。後片付けをして、屋内に戻り、手拭いで汗をぬぐった。爽快な気分。江戸時代を想像する。続いて、不安が生じたバッテリーを補充すべく、ネットチェックし、互換バッテリーの2個セットを発注した。消耗品なので純正品でなくてもよい。今後は、本体が壊れないように、なるべく雑草が伸び切らないうちに、バッテリー2個以内で刈り取りを続けるつもりだ。こういったペースは退社して8年目に突入して初めてである。
 疲れたので読書をしながら体調が戻るのを待った。
 が、結局、午前零時過ぎに、歴史長編のリファインに復帰できた。次の大きな修正課題に取り組んだ。どこを修正すべきかだんだんはっきりしてきた。しかし、簡単な修正方法はない。構成を若干変更した。修正すべき節をどうするか、あれこれ考えるが妙案は浮かばない。結局、何度も頭をよぎるのは、あるべき姿だ。理想というのではない。当然というか自然な形である。それが見えてきたところで、体力の限界が来た。
 ベッドで読書もして、就寝は午前4時半。

6月22日(火)「アセトアミノフェン・・・の風さん」
 正午起床。何とか天気がもっている。今日も頑張らねば。
 ワイフと授産所が焼いたパンでブランチ後、キャメロンで外出した。
 特売日のドラッグストアだが、特別な用事もある。義父母は今週末、2回目のワクチン接種となる。2回目は良い意味での副反応が起きる可能性がある。ワイフは少し心配している。友人の間で色々な噂が飛び交っていて、その中に解熱剤の話があったという。ワクチン接種後の発熱のために使用してはいけない解熱剤があるというのだ。私の主張は、常に「主治医に相談しなさい」だが、噂は勝手に走り回る。そこでワイフから「薬剤師に相談してきて」というミッションをもらった。
 私が利用するドラッグストアには薬剤師がいる。昔から何度も薬剤師のアドバイスをもらっているので、慣れている。入店してすぐ相談したら、私のことだと思って、私の状況把握から始まった。さすが専門家。義父母のことで、かかりつけの病院で接種するのだが、子供として知っておきたいと話した。そういったやりとりがあったのちに、「それでは一般論としてご説明します」となった。最初に驚くべきコメントがあった。インフルエンザのワクチンでは心配する解熱剤はありますが、新型コロナのワクチンの場合は、心配な解熱剤はありません、とのことだった。このコメントで、噂が発生している原因は、インフルエンザのワクチンの知識らしいと想像した。今回、急いで開発された新型コロナ向けワクチンは遺伝子型で、特殊である。だから違いがあっても当然なのかもしれない。次に、解熱剤については、アセトアミノフェンが含まれているものが良いという。効果は薬によって当然違う。効果の大きな薬ほど、新型コロナとは関係なく、慎重に選択すべきだと言う。だから、やはり私の主張通りで、「かかりつけの医師の処方を受けるのがベスト」とのことだった。最後に、アセトアミノフェンが含まれた市販薬の中で、お勧めがあるか聞いた。我が家のストックや私の常用薬以外の情報を入手するためだった。効果が期待できて副作用も少ないのはこれです、と示してくれた薬を見て驚いた。箱に解熱剤とは書いてない。名前も知らない薬(鎮痛薬)だった。しかし、成分を見ると、アセトアミノフェンが多く配合されていた。知られるとすぐなくなりますよ、とのことだった。幸いまだ何個も棚にあったので、1箱買っておいた。帰宅してワイフにしっかり説明したのは言うまでもない。ちなみにネット検索すると、新型コロナ・ワクチン・解熱剤でその薬は出てこなかった。
 続いて、かかりつけのクリニックに寄って健康状態を記入する手帳をもらい、ホームセンターへ行って買い物をして帰宅した。
 昨日続いて歴史長編のリファインに取り組んだが、描写の必要性から、ステラナビゲータを立ち上げた。以前、当時の夜空の状態は把握してあったが、アニメーションで、つまり時間的な変化を確認したくなったのだ。時間と場所を設定して、月の状態(皆既月食)を約5時間にわたって確認した。その5時間分を高速のアニメーションにし、別の動画ソフトで映像として記録した。近年観測されている皆既月食は、動画がYouTubeに上がっている。しかし、時間と場所を小説の舞台の幕末に設定して確認できることは、私のような技術にこだわる作家にはありがたい。同じフィクションでも、あり得るフィクションになるからだ。
 ということで、就寝は午前5時。遅いな。

6月23日(水)「平成7年とは?・・・の風さん」
 正午起床。昨日に続いて何とか天気がもっているので、今日も頑張るぞ。
 ブランチ後、裏の土地へ出動。昨日、補充のため止むを得ず購入してきた砂利をまいた。毎週のように電動草刈りをしているので、水たまりができる場所がはっきりしてきた。たまたま数日前に駐車したクルマが出て行ったとき、道路に車輪の跡がついてしまった。これも防がねばならないことの一つだ。公共性で胸を張れるほどのことはないが、最低限のことはやりたい。今日で恐らく通算20回目くらいの砂利まきになったと思う。これで終了だ、きっと。
 屋内雑務はわずかだけにして、読書に移った。まだ執筆の元気は出ない。
 ちょこちょこ読んでいた平成7年度(通算第41巻)『代表作時代小説』(光風社)を読了した(笑)。プロデビューする前から「いつかこの本に自分の短編を載せるのだ」と夢を抱いていた。憧れの本である。最終的に1本だけ掲載を果たしたが、青春時代の思い出と同じで、思った通りに行かなかったほろ苦さをいつも感じる。とは言え、この『代表作時代小説』は優れた作品ばかりで、非常に勉強になる。
 平成7年度というと、キャメロンの初年度登録と同じ年だ。会社員だった私は当時課長で、最も仕事ができた時だった。『代表作時代小説』の当時の編集委員の先生方6人はすべて鬼籍に入られた。1人をのぞいて5人と面識があり、お世話になった恩人ばかりである。私が甲斐性のある作家になっていれば、今、そういった先生方の跡を継いで、後進へエールを送っていなければならなかった。ところが、現実は、今もなお上を目指して精進(悪戦苦闘)しているのである。
 die hard(なかなか死なない)& die in harness(死ぬまで働く)が私のモットーだったが、六十代でこんなに老化してくるとは予想もしていなかった。
 歴史長編のリファインに今夜も取り組んだが、思ったところまで進まなかった。明日からは、再び児童書の原稿の修正とイラストの再作成にも取り組む。
 就寝は午前4時。

6月24日(木)「新型コロナ論・・・の風さん」
 正午起床。今日も天気はまずまずだ。
 ブランチ前に徒歩で投函に行った。いつもの場所に猫がいた。以前見た耳の丸いトラ猫だった(と思う)。いくらか大きくなっている。近寄ってスマホで写真を撮ろうとして、よく見たら、耳の形が変わっている。丸くない! それだけでなく、先が垂れている! 犬の種類でこういうのはよくいる。普通の猫では珍しい。どう見てもただのトラ猫だ。以前見た猫と違うのか。
 ブランチ後、2階の片付けをほんの少しだけ。これでいい。継続することに意義がある。
 ルーチン後、ホットタイム。いつものように新型コロナの話題を私は引っ張り出す。五輪会場での酒の提供について、予想通りになっていた。スポンサー側から先に中止の提案があったのだ。元会社員としても、きわめてまともな提案だと思う。こういう会社はファンができて永続する。また、政治的なことに口をはさむことができない天皇の心中を、宮内庁長官が代弁した形になった。官房長官は無視したが、天皇の心中が(拝察とはいえ)知られた以上、これは重く受け止められるに決まっている。都内の感染が拡大し、専門家委員会の承認を経て緊急事態宣言そして無観客開催へと続くだろう(決断ができないリーダーは、ストーリーや論理性にこだわる。組織行動の失敗の多くがこれだ)。ウガンダの選手の例(デルタ株だった)は、水際作戦がザルだということが明らかになった(以前から世界標準に劣ることは指摘されていた)。まれな例だとしても、五輪開催中は、とんでもない規模で水際が汚染される。GW後の沖縄の状態もそうだ。子どもでも分かることだ。そして、水際を抜けて選手村で起きることは、各種目、各競技において、感染による選手の不参加や試合そのものの中止(勝敗がつけられなくなったりする)。G7後のイギリスのコーンウォールの感染拡大、世界で一番ワクチン接種率が高いイスラエルにおける15歳以下の子ども(ワクチンを打っていないので)の感染拡大。デルタ株の拡散が生み出す結果は、既にあちこちで見られている。日本だけが例外になることはあり得ない。
 夜、児童書の原稿修正に取り組んだ。しばらく頭の中で熟成させておいた効果があった。月曜日のZOOM打ち合わせで宣言したことができた。明日から、イラスト(案)の再作成をするが、週明けにはすべて送付できそうだ。
 一日だけの中断で、明日から歴史長編のリファインに復帰する。就寝は午前4時。雨が降り出している。

6月25日(金)「誤算・・・の風さん」
 正午起床。普通にルーチンをこなしていき、ブランチ後、裏の物置に荷物を運び込んだあと、2階の片付けの続きをほんの少し。コーヒーを淹れて、書斎に入り、気まぐれ日記を更新したところで、順調順調と喜んだ。ところが、その後が、なぜか仕事がはかどらず、誤算となった。
 決して余裕があるわけではないが、少しでも雑務をこなしておこうと、日本数学協会のオンライン講義の次回分を予約した。iCloudの無料分の容量がいっぱいになってきたと警告が出たので、写真データをPCへ移して削除した。月曜日にある先生から別刷り資料を頂戴していたので、旧執筆マシンを立ち上げて、先生のメールアドレスを探した。これでお礼のメールを送ることができた。別刷りの中のある部分が、次の児童書と関連があり、スキャナーで読み込んでPDFを作成し、エージェントへ送った。
 たったそれだけで、継続中の長谷川伸先生の本の勉強が中断してしまった。短編小説も読めなかった。会社員時代は、猛烈な勢いで仕事に取組み(わき目も振らずといった感じで)、それでも思った通りに仕事をこなすことができず、いつもがっくりしていた。今もそれと精神的には似ているが、仕事の勢いは天と地ほどに質も量も下がっている気がする(そうでないことを祈りたいが)。
 夜10時から歴史長編に取り掛かったが、相変わらずペースが上がらず、午前零時から予定していたイラスト作成を断念した。
 就寝は午前4時。やれやれ。明日こそペースアップしなければ。

6月26日(土)「パスワード発見・・・の風さん」
 正午起床。
 今日は義父母の2回目のワクチン接種だ。義妹夫婦が送り迎えのために実家へ行ってくれるので、私たちは出動しない。こういった行為はごく自然なことで、実はそれがとても大切だ。人生の中にこういったごく自然な行為が次々に起こることは、幸福以外の何物でもない。
 現役時代は非常に忙しかったにもかかわらず、ごく普通の行動はとってきた。たとえば、ピーク時は年に3回、1日かけて家族全員(猫も亀も連れて)で帰省した。実家では、私はPCを開いて、執筆したり会社の仕事をしたりしていたが、常にこういったことがやれている幸福感に浸っていた。同時に、いつかやって来る、こんなことができない日に対する寂寥感も味わっていた。気まぐれ日記には自分のことばかり書いているが、家族、親せき、一族のことを思わない日はない。重大な心配事が起きていない幸福感をいつも感謝しているし、同時に、いつかやって来る、何らかの重大事件への恐れも感じている。
 ブランチ後、ほんの少しだけ2階の片付けをした。超多忙な時は、1ミリだけでも前進すればそれでよし。ところが、今日はその片付けの中で、ある書類を発見した。私が常用しているメールアドレスの一つに関して、それを使用するためのアカウント情報つまりパスワード情報だった。パスワードが分からなくなった場合は、郵送で教えてもらえる仕組みになっていて、その郵便物に入っていたパスワード情報を知ることができたのだ。超多忙とボケの中、かつて問い合わせをしたことすら忘れていて、また問い合わせようと思っていたところだった。そのパスワード情報に基づいてアクセスしてみたら、メーラーが起動した(笑)。
 雑務はほどほどにしておき、昨日できなかった読書を少しだけやった。しかし、早くも疲労感が襲ってきた。
 夜は、昨夜できなかった児童書のイラスト(案)作成に取り組んだ。必須の4枚を仕上げたところで、歴史長編にも少し取り組んだ。
 就寝は午前4時。青息吐息の1日が終わった。

6月27日(日)「イラスト(案)作成完了・・・の風さん」
 正午起床。ストレッチ、ブランチ後、2階の片付けをまたほんの少し。
 ここまで比較的短時間で進んだので、昨日に続いて、読書(『相楽総三とその同志』)を少しだけ。
 続けて、大阪の知人に送ってもらった資料を読み始めた。とても重要な資料なので、丹念に読み込んでいった。過去の取材旅行を思い出した。その近くに貴重な史跡があったのだ。レンタカーで走っていたので、知っていたら当然寄らねばならなかった……が、その時は知らなかった(史跡の存在はかすかに記憶にあったが、そんなに近いとは思っていなかった)。機会を作ってまた行かねばならない。
 1時間読んでも途中までしか行かなかった。この続きはまた明日以降である。いやぁ、感動したぜ。至福の時だった。
 夕方のホットタイム後、児童書のイラスト(案)作成の続きを始めた。今日も4枚仕上げる予定だ。2枚完成したところで、晩御飯になった。
 昨夜のサタデーに続いてサンデーステーションも観た。NHKと違って、専門家に時間を与えてしっかりしゃべらせているのが良い。尻切れトンボのNHKは、専門家に対して失礼だ。
 イラスト(案)はあと2枚なので楽勝かと思ったが、そうではなかった。結局、すべて完成させて、メール添付で送付も完了したのが午前3時だった。
 11月出版予定の児童書の原稿は、最後のヤマ場を越えたと思う。明日から歴史長編に注力だ。
 就寝は午前4時を少し回ってしまった。

6月28日(月)「恩返しできない・・・の風さん」
 正午起床。日本列島の東南側に梅雨前線が停滞している。典型的な梅雨の天気図。この前線が北上すると、当地も雨になる。現在は曇り空。
 遠隔地の次女夫婦にもワクチン接種券が届き、予約もできたという。地方自治体によって速度差があるが、着々と進んではいる。しかし、平均して1日に全国で100万回とは遠く、現状は40万回くらいではないか。日曜日のサンデーステーションで京大の先生が、このペースでは効果が現れるとしても秋ごろだと、シミュレーション結果を紹介していた。五輪は終わっている。強制的にワクチン接種をしている中国は、現在は1日に2000万回くらいのペースらしい。ワクチンの効かない変異株が出てこないことを祈るしかない。
 ブランチ後、2階の片付けを今日もほんの少しだけやり、続けてルーチンをさっと片付けた。その後、雑務を一つこなし、夕方のホットタイム後、歴史長編のリファインに復帰した。
 原稿のリファインや修正はいつもそうだが、何度も何度も繰り返される。昔の作家の生原稿が書き込みでいっぱいであり、作家によってはハサミと糊を使って切り貼りまでしていた。そういう作業を効率的にやるためには、ワープロやパソコンが最適と教えてもらったのは、デビュー前の今から35年くらい前だ。既に私は当時まだ珍しかったワープロを多用していたので、大いに納得したものだ。教えてくださったのは大内美予子先生である。私にとって恩師と思う人がたくさんいてとても幸せだ。大内先生もその一人。しかし、当時の先生の年齢をとっくに超えてしまった今、私は誰かの恩師になってお返しをしなければいけないのに……。
 二つ目の課題を歴史長編の中に何とか盛り込むことができた。明日はこの続きだ。

6月29日(火)「小栗かるた・・・の風さん」
 今朝の午前3時過ぎにスマホにニュースが入った。沖縄に線状降水帯発生実況中というものだった。ライブの映像は那覇空港で激しい雨が降っていた。
 天気予報の進化や報道速度の増加には目を見張るものがある。しかし、天候の異常気象化も進展していて、トータルで便利になっているのか暮らしやすくなっているのか、疑問な印象もある。
 北米やカナダでは、この時期、まるでインドの真夏のような陽気になっている。(上空の高気圧が熱い空気を閉じ込める)ヒートドーム現象などと分かったような解説がされているが、そもそもこういった現象がなぜ起きるかが大事な注目点だ。
 近ごろ米国防総省がUFOに関する資料を公開した。恐ろしいことに、ほとんど未解明とのことだ。自然界で起きていることが、科学の力で着実に解明されていく中で、まだ先端科学技術が追い付いていない領域があるということだ。
 長生きしてきた今、目が離せないことが多い。
 群馬県には有名な「上毛かるた」がある。このたび小栗上野介顕彰会が「小栗かるた」を製作するにあたり、読み札の文句を募集している。明日が締め切りである。小栗上野介ファンの私としては、応募しないわけにはいかない。超多忙なので、時間がなくてできなかったが、とうとう締め切り直前になってしまった。ルーチンと2階の片付けを終えたところで、文案の検討と応募の準備にとりかかった。結局、晩御飯後の時間までかかって、12件の応募をした。応募用紙を自分で作成してメール添付で送ったのだ。凝り性だから時間がかかった。もし明日も時間があれば、追加応募したい。1件でもいいから採用されたいからだ。たとえすべて落選しても、ベストを尽くさないとあとで後悔する。
 その後、歴史長編のリファインの続きをやって、午前4時就寝。

6月30日(水)「久々にFBをアップ・・・の風さん」
 不快なニュースが多い中、勝負の世界は爽快な気分になれることが多い。
 将棋の世界の話。藤井聡太、豊島将之は地元愛知県出身というわけではないが、やはり活躍が視界に入ることが多いので、注目している。王位戦が始まった。第一局の舞台が名古屋能楽堂で、うれしいことに鏡板が杉本画伯の「若松」の年だった。これはチャンス、とばかりに、自分のフェースブックで拙著『和算忠臣蔵』の表紙と合わせて紹介することにした。超多忙でも、モチベーションが上がると、やってしまう(笑)。ブランチ後の最初の仕事にした。
 昨日は、「小栗かるた」も考えた。今朝になって、まだ足りないと思い、またモチベーションが上がった。フェースブックに続いて、急いでさらに4件の読み札を考案した。一般の人があまり考えそうもないテーマを選んだ。もちろん、冒頭の文字は昨日考えた12件とはだぶらない(笑)。夕方のホットタイム前に、送付も完了した。合計16件の読み札を応募したので、何とか1件くらい選ばれるのではないか。祈る気持ちでいっぱいだ。
 夜は歴史長編のリファインだ。これも、6月末までにリファイン原稿を仕上げて編集者に送付すると自分で決めていた。
 今日は、終盤の主人公の心理にある要素を追加した。重要な要素である。こうやって、だんだんメリハリのある作品に仕上がっていく。
 何とか午前3時までに、原稿と追加資料を用意して、送付することができた。とても上京できる状態ではないので、来月、またZOOM打ち合わせをしたい。
 就寝は午前4時。明日、明後日にかけて雨の予報だ。今週は草刈りができないかもしれない。


2021年7月はここ

気まぐれ日記のトップへ戻る